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野草園だより 2014 その2
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12 月    下線付きの植物名をクリックしてください。図鑑にリンクしています。
   2014年12月25日(木)
 冬の野草園で今咲いている花はスノードロップくらいですが、キク科のツワブキやノコンギクは綿毛ができて、また別の白い花が咲いたようにも見えます。ナンテンヤブコウジの赤い実は冬らしくていい感じです。

 今日は今年最後の木曜なので、大掃除。古くなった雑多な備品等を片付けました。さて、スッキリしてこれで今年もお終い。最後に野草園の全景でも撮っておこうかとカメラを出すと、ちょうどジョウビタキがお別れの挨拶に(?)出てきてくれました。つぶらな瞳のあどけない顔で、あの10/30の熾烈な縄張り争いを勝ち抜いた猛者とはとても思えませんでした。 

 
   2014年12月18日(木)
 毎月第3木曜はミーティングの日ですが、今日は最後の12月ということでお茶会でした。今年の活動報告や、来年の活動方針を確認した後は、お茶菓子をつまみながら和やかな親睦のひとときを過ごしました。

 今朝はとても寒かったので、シモバシラの氷柱を期待しましたが、見に行った時は10時近かったので、日が当たる大株の方には何もなく、北側の小株の方にほんの少し残っていただけでした。でもこの冬初めて、次回が楽しみです。

 それから番外編ですが、昨日、丹波篠山の友人から珍しいオナモミの実(12月28日 追記)が送られてきました。大きさは17mmくらいで、確かに小さい。オナモミは今では絶滅危惧種で、野草園にもオオオナモミとイガオナモミしかありません。さっそく植えてみようと思いますが、確かオナモミ類の実は中には2個の種が入っているけれど、発芽するのは1個だけで、最初の種がうまく発芽しなかった場合に、次の2個目が発芽すると読んだ記憶があります。そのことを考えると、実を割って種を取り出して蒔くのではなく、殻つきの実ごと植えるのでしょうか?もう一度よく調べてからの方がいいですね。

 《12月19日 追記》
 図書館で調べてきました。前に見た同じ本はなかったのですが、オナモミの芽生えの写真を見つけました。

 これなら、種ではなく、実のまま植えるのが正解のようです。ポロリと落ちたように転がしておけばいいのでしょうか?土の中に埋めていいのでしょうか?園芸種はネットに詳しく育て方が出ていますが、雑草まではありませんから困ります。とりあえず、いろいろ試してみます。

 (来春にはぜひこんな写真を撮ってみたいものです→)

 ▼多田多恵子 著 『オナモミのとげ』 より  発芽写真
 1228日追記
 荒川河川敷のオオオナモミを見てきました。思ったより実は大きくないものが多く、ちょっと心配になりました。本物のオナモミを知りませんから、比べようもないのですが、改めて頂いたものの写真を見ると、中央のトゲはかなり太いので、これもオオオナモミかもしれません。見た時は細めで小さい気がしたのですが、単なる成長の違いだけかも。とにかく、来年の春に無事に芽が出たら、また詳しく観察してみたいと思います。  
   
  2014年12月13日(土)
 12/8(月)にリボン花壇にチューリップの球根を植えるお手伝いをしました。このパンジー等の隙間に球根がいっぱい入っています。写真左手の今整地しているところには15日(月)に1000個以上も植えるそうです(私はパス)。

 12/11(木)は雨だったのでお休みし、今日はリース作り講座に参加したので(クリスマス用とお正月用と二つも作りました!)、終了後に野草園をサッと見てまわりました。

 シュウメイギクのふわふわ綿毛がいっぱい。花は知っていても、花の後がこんな風になることを知らない人も多いでしょうね。シランの種もこんな粉みたいだって、知っていましたか?ランは自然発芽するには共生するラン菌の存在が必要ですから、なかなか種では増えないようです。
 芽生えから種まで、植物の一生をずっと見ることができるのが、この野草園の一番いいところだと思います。

   
  2014年12月4日(木)
 このところ作業中心で、植物観察がおろそかになっていましたが、気がつくとツルウメモドキの実がたくさんついています。黄色い外皮がはじけて赤い実が見えると、秋らしくていい感じです。小さくてかわいいスノードロップも咲き始めました。もう冬の始まりですね。

 いろいろな越年草の幼苗もアチコチに出始め、また悩ましい楽しい時期がやってきました。少しは分かるものが増えましたが、首をかしげるものも多く、まだまだ勉強しなくっちゃ。下右写真はキツネアザミだそうです。


 今日は曇り空で背景がイマイチですが、皇帝ダリアもきれいに咲いています。まだまだ蕾がたくさんついていますから、しばらくは楽しめそうです。(訂正:私が蕾と思ったものは花が終わった後の姿でした、蕾と似た形です。そして、冷え込んだので12/8花は萎れ、今年はもうお終いのようですね)
 
  11   月
 
 2014年11月27日(木)
 枯れた植物を刈り取ったり、広がり過ぎたカラムシや斑入りクサヨシ(シマガヤ)等を掘り起して整地したり、大々的に野草園の整備。今日は作業に夢中で、写真はナシです。

 
 
 2014年11月22日(土)
 1213日(土)にリースづくりのイベントをするので、その材料用に木に巻きついたフジやクズのツルを採集しました。
 私はこういうことは初体験で、慣れたTさんの野性的な大活躍に驚きながら見とれていましたが、気分はワクワク何とも言えぬ解放感!楽しかったです。ノイバラのトゲは服に引っかかって厄介だと知りました。でも赤い実はリースの飾りになるのでありがたく頂きです。自然の恵みに感謝!!

 
   
 2014年11月20日(木)

 チューリップの球根を植える予定のリボン花壇には、17日(月)に花壇ボランティアの方たちが両サイドにパンジーを植えたそうですが、今日は引き続きのキンギョソウを植え付けていました。

 野草園でも、枯れた植物を刈り取って整理したり、ムクゲ、ゲッケイジュ、オリーブ等の剪定をしたりして、どんどん小ざっぱりとなってきました。来年の春に向けて、より充実した野草園になるよう少しずつ整備しています。

 
   
 2014年11月15日(土)
 15日は舎人公園の花壇管理スキルアップ研修の第2回目でした。午前中は室内での講義で、デザインの最終決定をし、午後は実習で、一般参加者も加わり、中央サークル花壇に花の苗を植え付けました。
    《 ★詳しくは花壇ボランティア「みどりと鳥の会」会長のブログをご覧ください


   
  2014年11月13日(木)

 野草ではありませんが、野草園名物となっているのが皇帝ダリア10月の2回の台風にも耐えて、無事に開花しました。青空に映えて見事です。

 今年はヤブコウジのある場所が分かっていたので、草に埋もれないように気をつけていました。でも、背が低いので、せっかくの赤い実もちょっと見えにくいです。そしてアマドコロの実も葉の下側につくので、やはり見にくいですね。ヘクソカズラの実はクリスマスのリースに重宝します。

 コマツナギの実も出来ていました。マメ科ですから豆果です。ニホンハッカやヒメジソ、ナギナタコウジュその他、みんなたくさんの種ができて、自然にこぼれ落ちています。

   
 2014年11月6日(木)
 先日(10/18)よく見るタデ類とはちょっと雰囲気の違うものをSさんが見つけました。日陰でいじけているだけか?何か別の種類か?・・・と検討していたのですが、本日どうもハナタデらしいと判明しました。葉の先が尖っている、托葉鞘は筒状で、ふちに長い毛がある等が特徴のようです。

 秋も深まり、新しく咲く花も少なくなってきましたが、実・種ができる季節です。園芸種ならWebに種まきの詳しい解説がありますが、野草(特に雑草)についてはありません。自然に落ちて芽が出るのでしょうから、秋に蒔いていいのだろうと、野草園にないゴキヅル、スズメウリ、ヒヨドリジョウゴ、センニンソウその他を蒔きました。実のままとか、つぶして種だけにしたり、水につけてからにしたり、場所もアチコチ分散させて、いろいろ試しています。さてどうなりますか・・・?

 キンミズヒキにいた幼虫、名前は捜索中です。

   
    10   月
  2014年10月30日(木)

 ノハラアザミが咲きました。去年の今頃は大株でたくさんの花が付いていましたが、今年は1輪のみ。春の花壇ニリューアル工事のために別の場所に植え替え、そこで順調に育っていたのですが、夏に不調でまた別の場所に移植した関係もあって、まるで違うものように小さい。育つ条件によって、植物はずいぶん姿形が変わりますね。

 野草園には毎年♀のジョウビタキがよく来るのですが、今日、初めて姿を見ました。喜んでいると、今年は3羽も来ていて、熾烈な縄張り争いが始まっているようです。木から木へすごいスピードでずっと追い駆けっこ。あれでは疲れるでしょう。挙句は向かい合っての壮絶なバトル。冬の縄張りを確保することは重要で、命がけの仕事なのでしょうね。
(写真は舞岡公園ボランティアのUさんの撮影です。)

   
   
 2014年10月25日(土)

 今日は舎人公園「秋のふれあい祭」でした。とても良いお天気に恵まれ、大勢の人で賑わいました。私はシュロの葉で作る草バッタに夢中で、すっかり写真を撮ることを忘れてしまい、気がついた時には、もうオナモミがいっぱい付いたダーツボードその他は片付けられ、テントの中で最後のキャンドル立ての飾りに子供たちが奮闘しているところでした。とにかく全てが好評で、準備した品が全部なくなったので、早々時頃に終了したほどです。皆様、ありがとうございました!
        《 ★詳しくは花壇ボランティア「みどりと鳥の会」会長のブログをどうぞ!!

   
  2014年10月23日(木)
 今日は9:30からお昼まで10月25日『秋のふれあい祭』の最終準備をしました。プレゼントのチューリップの球根の袋詰め、オナモミのダーツのボード作り、松ぼっくりのキャンドル立ての仕上げ等をして、準備は完璧。いろいろ楽しい企画がいっぱいですから、ぜひ遊びに来てください。

 さて、野草園はその作業の前にちゃんと覗いてきました。シュウカイドウは花が終わった後、葉の付け根にムカゴができるようです。先週気がついた時は、何だろう?と思いましたが、調べるとムカゴができて増えるのですね。

レオノティスが咲き始めました。台風で倒れても、曲がりながら上を目指して健気に伸びていきます。オオアマナの葉も出てきました。花が咲くのは4〜5月でまだ先ですが、地上に姿が現れると「ああ生きていたんだな」と嬉しくなります。

   
   
 2014年10月18日(土)

 今日は舎人地域学習センター主催の「舎人公園で花と緑の観察会」が10:00〜12:00ありました。講師は野草園のTさんとSさんです。10数名の参加者があり、室内で木の実のビンゴゲームを楽しんだ後、外へ出て樹木を中心に見て回りました。今は実ができている木が多く、見上げて探したり、落ちているものを拾ったり、味見をしたりして楽しみました。ほんの一画を回っただけでも30種以上、いろいろ興味深い話をたくさん教えていただいて、頭の中はもうお手上げ状態ですが、気持ちの良い青空のもと、皆さん大満足の観察会となったようです。

   
   2014年10月16日(木)
 草引きをしていたら、ゲンノショウコの実がはじけてお神輿状になったものが目に入りました。こんなにたくさん咲いていたのかと驚くほどの数。ちょうどいい状態を見られてラッキーでした。タコノアシも赤くなった実の種がこぼれ落ち、残ったた殻が付いています。Webで調べると、実の先が帽子状にはずれるのだとか。メドハギもたくさん種をつけています。

毎年こぼれ種でびっしり芽を出すナギナタコウジュや、秋の七草の一つのフジバカマも咲いています。

アシタバの葉にキアゲハの幼虫が3匹いました。蛹になって越冬するのでしょうか?先週はボタンクサギの葉を切ろうとして、うっかり葉裏にいた大きなスズメガの幼虫を触ってしまい、飛び上るほど驚いて大騒ぎをしたのですが、調べた結果シモフリスズメと判明しました。

   
   2014年10月9日(木)
 今日は大ドジをしてしまいました。写真を撮ろうとしたら、「カードがありません」との表示!パソコンに入れたままらしい。ガックリですが仕方ない、今日は作業に徹しましょう。

 というわけですが、幸運にも10/4(土)と10/7(火)に来ていますので、その時の写真で代用します。まずはホトトギス。普通の紫のではなく白花です。今日9日では遅いかと4日に撮りに来たのでした。今日は少し実ができ始めていました。サクラタデはいつ見てもほれぼれするほどキレイ!ミゾソバは白だけでなく、ピンクのも咲いていました。そしてシャクチリソバも花盛りです。ツワブキの黄色も目立ちますね。

7日は台風18号の被害が気になって来たのですが、背の高い皇帝ダリア1ヵ所だけ無惨に倒れていて驚きました。でも、起こしてTさんがバッチリ補強しました。また次の19号が来るそうで心配ですが、なんとか頑張ってほしいです。

   
   9   月
  2014年9月30日(火)
 定例の10/2(木)は公園協会主催の日比谷公園での勉強会があるので、9/30に行きました。タカアザミは一番良い土に植えたものは2mにも伸びてたくさんの花をつけていますが、他の野草に負けて消えてしまったものとか、まだ2030cmで固い蕾が少しのものとか、同じ花の種から生まれても育つ場所で運命は様々なのだと実感します。

 タコノアシも赤く色づいて茹で蛸状態になってきました。待ちかねていたシュウカイドウの雌花が咲きました。3枚のヒレがついて三角錐のような形になっていて、雄花とは全く形が違うので、知れば区別は簡単のようです。

 去年見逃したアシタバの花も発見。ミゾソバの小さな白い花も素敵です。ローズマリーの花を見て、ちょっとカリガネソウの花の形に似ていると初めて気がつきました。地味ですが、ヤブタバコの花も咲いています。

   
  2014年9月25日(木)
 待ちに待っていたカリガネソウが咲きました。5月に水元公園野草園から頂いた一株。ほんの小さな1本でしたが、枝を広げ大きく育ちました。先々週あたりから蕾も膨らんできたのですが、先週はまだ一つも咲いてなくて、今日こそと見に行くと、花がいっぱい!面白い形の花で、私にはとても雁には見えませんが、一度見ると忘れられない姿形です。

 てっきりヒレアザミだと思って種をまいたものに蕾ができました。ヒレアザミの花期は5〜7月、茎にヒレもないし、どう見ても違うようです。背丈は2m近くあり、下向きの花がたくさんつく、どうもタカアザミらしい。よく考えると、以前にタカアザミの綿毛をもらってきたことがあったのを思い出しました。

 ヌスビトハギはめでたく実ができました。確かに二つ、間違いありません。今回は場所が悪くて小さいのですが、来年は大きく育てたいと思います。

   
 2014年9月18日(木)
 Hさんが舎人公園内に見慣れない野草があると言うので見に行くと、ダンドボロギクでした。1m以上になったものが多く、移植は無理かとも思ったのですが、低めのものを植えてみました。(翌朝、気になって見に行きましたが、垂れていた頭がまっすぐに伸びていて、ホッと一安心。)

アレチヌスビトハギとは葉が違うようなので、ヌスビトハギではないだろうかと言っている花がたくさん咲きました。実を見れば確定できるので、来週が楽しみです。

去年は見落としたネコハギの花が咲き、河川敷から移植したメドハギも無事に花が咲きました。シュウカイドウの花は雌雄同種で、雄花がたくさん咲いた先端に雌花が咲くそうです。今まで漠然と見ていて知りませんでした。ヒメジソも咲き始めましたが、きれいに撮るのは難しい花です。

 
 2014年9月11日(木)
 今日は花壇ボランティアのスキルアップ研修(10001500に参加させていただくので、その前に大急ぎで小一時間野草園を見て回りました。

 まず、季節を感じる花ヒガンバナがきれいに咲いていました。先週はほんの数株芽が出ていて、蕾が少しあった程度ですが、1週間でアッという間にこんなに見事に咲き揃っていました。「1週間で」といえば、アレチヌスビトハギナンテンハギも花盛りになっていて驚きました。

 イガオナモミの花は目立ちませんが、いよいよ実ができ始め、棘にさらに細かい棘がびっしり付いているのが見られるようになりました。慣れた人は葉だけでも区別ができるようです(オオオナモミより切れ込みが少ないとか)。シュウカイドウハナトラノオなど、ピンクの花もいいですね。
   

  2014年9月4日(木)
 かわいいマメアサガオが咲いていました。つる植物は至る所に生えてきて他の植物に絡まってはびこるので、草刈りの対象になりますが、小さな白い花はドキッとするほど慎ましやかで奥ゆかしい。ヘクソカズラも同様で、花はきれいだし、実もステキだと思いますが、葉だけの時はついつい邪魔者にされがちです。

 アレチヌスビトハギも咲き始めました。シナガワハギは花盛りです。ナンテンハギツルマメなど、今はマメ科の花が多いですね。クサネムはもう豆がいっぱい出来ていますが、花もまだまだ咲き続けています。

 ヘビウリの実が長く伸びてきました。あまり気持ちのいい姿ではありませんが、話題としては面白いでしょう。サービスセンター前のネットにも立派なのがぶら下がっています。

   
  8   月
 
 2014年8月28日(木)
 
今日は朝から雨でしたが、9〜12時は曇りの予報だったので、9時半頃に雨があがったので、大急ぎ自転車で出かけました。時おり霧雨が舞いましたが、傘ナシで許せる範囲。

 野草園のレンゲショウマが5〜6輪、ちょうどいい具合に咲いていて大喜び(でも写真はボケばかりでショック)。フウセンカズラは実がたくさんできて、茶色くなったのを裂いてみると、お馴染みのハートマークの種が現れました。ほんとに可愛い面白い種ですね!サルスベリの花もかなりユニーク。

 ツルマメの花がやっと咲き始めました。場所が悪くて大きくなれないマツカゼソウは、それでも倒れながら小さな花をたくさんつけていました。ヒツジグサは数日前に1個咲いたそうですが、今日も11:45にこのくらい開いていました。帰りの雨が気がかりで、全開する2時までは待てず残念でした。

   
   
 2014年8月21日(木)

 朝、野草園に着くとツクツクホウシが鳴いています。声のするケヤキの枝を双眼鏡で一生懸命探したのですが、見つけられませんでした、残念!

 今日はTumuさんがまだ見てないとうジャコウアゲハのオスが飛んでいました。ゆっくりゆっくり飛ぶので、何とか写真に撮りたいと思うのですが、私の腕では証拠写真すら無理でした。メスは何回も姿を見せ、アチコチのまだ小さなウマノスズクサの葉に卵を産み付けています。ジャコウアゲハが止まっているのを見て、ああここにもウマノスズクサが生えてる!と知るほどです。見つける感度、スゴイものですね。

 さて、花はワレモコウが咲き始めました。コマツナギもしっかり花穂を伸ばしています。ナンテンハギも1輪だけ花が咲いていました。残暑は厳しいけれど、秋の始まりです。

   
  2014年8月14日(木)
 ジャコウアゲハの蛹はどうなったかと真っ先に行ってみると、もうほとんど全滅の無残な姿!なぜ、ウマノスズクサは枯れるのか?終齢幼虫が枯らせるためにわざと茎を噛み切るから?又は、単に葉を食べると同様に茎も食べたので枯れただけ?『ジャコウアゲハの謎』の頁にまとめてみました。あなたはどう思いますか?

 新しく咲いた花はゲンノショウコ。まだほんの数輪しか咲いていませんが、小さくても存在感のある美しさです。シナガワハギの黄色い花も咲き始めました。

 かわいいマルバツユクサはたくさん咲いています。はかない一日花ですが、それも午前中くらいで早めに閉じてしまうようです。シロバナツユクサも今日は2輪見られました。

   
  2014年8月7日(木)
 毎回ジャコウアゲハの話で恐縮ですが、とうとうができていました。私は朝いくつかの幼虫を見つけたのですが、ざっと見た限りでは蛹はないと思っていました。ところが、今日も水元公園野草園のZAさんが「アッ、あるじゃん」と言ったかと思うと、次々見つけて一挙に8個も!達人の目は見えるものが違うのですね。

 ハスは見事に咲いていました。これは観賞用に小さい容器で栽培できるように改良された品種だそうです。ミョウガがたくさんできていて、もう花が咲いたものも多くありました。さっそく収穫、6人が2個ずつほど頂戴しました。

 花の写真を撮っていると、自然に昆虫類も目に入ります。今日はホソハリカメムシシオヤアブ、ドキドキしながらキイロスズメバチの写真も初めて撮りました!

   
 7   月
  2014年7月31日(木)
 先週のジャコウアゲハの幼虫は大きくなったかな?とウマノスズクサに近づくと、ジャコウアゲハ♀が飛び立ちました。ああ、また来ていた!しばらく待つと、戻ってきて葉に止まりました。産卵しているたようです!!!幼虫も小さいのからずいぶん大きくなったのまで、いろいろな大きさがいました。

 Tumuさんがハスを買ってきて、植えました。うまく花が開きますように。タコノアシの花序の枝も伸びてきました。

 野草園にはハーブが意外とたくさんあります。Hasiさんのハーブ園に20種ほどまとまってありますが、野草園のアチコチにも20種類以上あるようです。いい機会なので、少し勉強したいとハーブカタログを作ってみました。小さくても可愛い花が咲くハーブも多いですね(写真はペニーロイヤルミント)。おなじみの日本のハーブもいろいろあります。

   

 2014年7月24日(木)
 今日一番の大ニュースは野草園にジャコウアゲハ♀が来たこと。これまで立派なウマノスズクサがあるのに、なぜジャコウアゲハが来ないのだろうとずっと嘆いていたのです。私は野草園では今日初めてジャコウアゲハを見かけて興奮したのですが、数日前から見られていたようです (写真は22日にTumuさんが撮影したもの)。今日は偶然にも水元公園野草園のZaiさんが来られていて、ウマノスズクサの葉裏にほんの1mmほどのオレンジ色の卵と、小さな幼虫をいくつも見つけてくださいました、感激!

レンゲショウマの花も咲きました。まだたくさん蕾があります。 そして、クサネム。花が咲いて、確かにマメ科の花でした。よく見ると、もういくつも咲いたようでちゃんと豆もできていました。それからタコノアシの花も咲き始めました。もっと伸びてタコノアシらしくなるのも楽しみです。

   
  2014年7月17日(木)

 野草園ボランティアに新しく女性のTakaさんが加わりました。仲間が増えて嬉しいです。今日はさっそく草引きを手伝っていただき、大いに助かりました。

 植物はどんどん繁茂するので、小さなものはすぐに姿が隠れて見えなくなってしまいます。草刈りをしながら、それぞれの場所を確保すべく整理していくと、ヤブコウジに花が咲いているのを見つけました。近くのアマドコロにも実がいっぱい付いています。

 今、モナルダが花盛りですが、ボリジメドーセージなど大きな立派な花が咲くハーブも多いのですね。Hさんのハーブ園にも小さいけれどカワイイ花の咲くハーブがたくさんありますので、また近いうちにまとめて紹介したいと思います。
   
  
 2014年7月13日(日)

 珍しく夏風邪をひいて寝込んでしまい、もうヤマユリが咲き終わってしまうのではないかと気になって、今日なんとか出かけてきました。自重して、ほんの1〜2時間で帰るつもりでしたが、ついつい草引きしたり移植をしたり、気が付くとアッという間に5時間以上が過ぎていました(7:00〜12:30)。

 ヤマユリはほとんど終わりかけでしたが、最後の1輪がまだキレイで滑り込みセーフ。モナルダヘビウリの花も素敵で、巨大に育ったメハジキも小さな花をいっぱいつけて見事でした。スベリヒユの花は小さいし、開く時間も短いので見過ごしがちですが、運よく咲いている時に出会えました。花壇ではお邪魔草なので野草園にお引っ越しさせました。

 ところで、今年初めてアブラゼミの抜け殻を見つけました。梅雨明けも間近、いよいよ夏!ですね。

   
 
 2014年7月3日(木)
 
ヌマトラノオが咲きました。オカトラノオは花穂が垂れますが、こちらは垂れずまっすぐに直立しています。近くでシロネも小さな花を輪状にいっぱい咲かせていました。

ボタンクサギが野草園のあちこちで花盛りです。とてもきれいな花ですが、クサギに似た臭いがあります。地下茎でどんどん広がり芽を出すので、ちょっと増え過ぎかも。

ウイキョウ(フェンネル)の花にアカスジカメムシを見つけました。セリ科の植物が食草ですから、ちゃんと合っていますね。セリ科が好きなキアゲハの幼虫も来る予定です。

ボランティア花壇ではトリトマの花がひときわ目立っていました。蕾はオレンジ色で、咲くと黄色。下から咲き上がっていくので、黄とオレンジのツートンカラーがステキです。